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2007年 10月 03日
今日はカロリンスカに来て初めて開腹手術に参加しました。
といっても助手ですけれど。 早めにオペ室に行って、器械出しの看護師さんに、使う器械をスウエーデン語で何と呼ぶのか教わりました。とてもすぐに全ては覚えられませんけれど。 とても親切な看護師さんで、「英語でもいいわよ。」と言ってもらったのですが、やはりここはスウエーデンなので、スウエーデン語でやりとりをしなければという思いがあります。 ここでは、患者さんの入室から、麻酔導入まで一切担当医は同席せず、体位を取るところから、術野の消毒、ドレーピング(術野を残して布で覆うこと)まで一切看護師さんがします。信じられない。準備が整ったところで、術者を呼び出します。 手洗いも日本ではイソジンやヒビテンなどを用いブラシでごしごし洗うのですが、ここでは普通の石鹸にアルコールです。それに手袋は2重です。東京で勤めていた病院ではアレルギーの人しか使用を許されていなかった高価な手袋を惜しげもなく使います。 挨拶もなしにあっという間に開腹。日本でも初めて一緒に手術をする術者の好みを把握するのに気を使います。殊に前立ち(第一助手)の場合は。ここでは人も知らないし言葉も不自由、勝手も違うの何重苦。でも、術者も得体の知れない日本人の医者を相手にするのはストレスだとも思います。今日の手術は前立腺全摘術で、泌尿器科の開腹の手術の中でもまあまあ難しい方に属します。術野が骨盤の最も奥に位置し、出血しやすい。勃起神経を残したり、尿道括約筋を損傷しないようにしたり、また、最後に膀胱と尿道をうまく吻合しなければならないので神経を使います。助手としては、手術の流れを計算し、できればあうんの呼吸で術者のやりやすい環境を作らなければなりません。 時間的にも手技的にもまずまずの出来、、かな、、、、。 でも疲れた、、、。 あとで術者だったマグヌスに病棟であったので「Tack för idag.(今日はありがとう。)」と言ったら、「Det gick jättebra.(うまくいったね。)」と忌憚なく返ってきてちょっと嬉しかったです。 今日は他には、救急外来から回ってきた、英語もスウエーデン語も話せないポーランド人の若者の精巣捻転疑いの手術、内視鏡の手術が3件、それからまたもや、ダビンチ(ロボット)での膀胱全摘に自排尿型の膀胱再建術の手術がありました。 今日も何とか生き延びました。 このところ、見ず知らずの方からの激励も多く、お陰様で本当に励まされています。 有難うございます。心から感謝です。
by drpion
| 2007-10-03 21:09
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