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2007年 10月 17日
Ett nej är alltid ett nej.
Tingsrätt(日本でいう地裁)で無罪判決を受けた若者二人が Hovrätt(日本でいう高裁、スウエーデンには6つのHovrättがある)で一転4年の実刑判決を受けたことが話題になっています。 これは、Stureplan付近でレストランを経営する20代の男性二人が、知り合いである被害者女性を自分のアパートに連れ込み暴行したという事件です。女性が以前この男性と関係を持ったことがあるなど、合意があったのか、暴行であるのか判断の難しいケースでした。 Hovrättで実刑判決となった根拠としては、事件後に男性二人が送りあったsmsにより、彼らが被害者女性に関係を結ぶ意思のなかったことを承知していたことが明らかであること。また、被害者女性が事件直後に警察にしたSOSの通話記録(会話)が重要視されたことなどがあげられます。 Hovrättの判決で注目されるのは、「女性はいつでも性交渉を拒絶できる。」ということです。ですから、当初その意志があったかどうかはそれほど重要視されないことになります。この判決は、性行為に関しては受身で無力な女性を性暴力から守るものとなるでしょう。 この歴史的な判決を勝ち取った被害者側の弁護士は40歳の女性。女性の性暴力被害などを中心に活動している人です。tingsrättの判決をひっくり返すのですから、とても聡明な人なんでしょうね。 とはいっても、女性自身、「君子危うきに近寄らず」、危険な状況に身をおかないような注意も必要だと思います。 冤罪についても気になるところではあります。
by drpion
| 2007-10-17 07:51
| スウエーデン
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