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2008年 06月 01日
親友が紹介してくれた詩。
Anna Maria Lenngren(1754-1817) Reflexion Cornelius Tratt är död (en liten rödlätt man, gick gärna i syrtut - i går begravdes han). Jag kistan såg och processionen och gjorde denna reflexionen: "Bror Tratt, du levde glatt och kort; förr bars du alltid hem, nu bärs du äntligt bort." (1794) Reflexion Cornelius Tratt is dead (a ruddy little man, preferred to wear a surcoat - yesterday was his interment). I saw the coffin and the funeral procession and made this reflexion: "Tratt, my brother, your life was jolly but short; you used to be carried home, now you are finally carried away." Translation by Eva Toller, 2002 一読したら涙が止まらなくなった。 その昔、高村光太郎の「レモン哀歌」を読んだときも同じだった。 詩とは、かくも雄弁に語るもの。 言葉が少ないからこそ、その行間に込められた思いが、心に訴える。 スウエーデン語の響きが美しいのかどうか、それほど理解できるレベルにない私だが、 最後の "Du levde glatt och kort; förr bars du alltid hem, nu bärs du äntligt bort." は、あまりに悲しく強く心に響き、私の涙腺を開いた。この部分は英訳ではうまく伝わらない気がする。スウエーデン語の音の響きの方がこの場合はるかに美しい。 医学部に行けなかったら、国文学を学びたいと思ったことがあるほど、私は文章表現が好き。(鑑賞するのも書くのも、、ただ書くのはまさに下手の横好き。論文や学会発表、グラント申請書などばかり書いていると、趣のある文章が書けなくなります。) 日本には美しい詩や歌が沢山ある。日本の作品だけではなく、漢詩も大好き。 レモン哀歌 「智恵子抄」より そんなにもあなたはレモンを待つてゐた かなしく白いあかるい死の床で 私の手からとつた一つのレモンを あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ トパアズいろの香気が立つ その数滴の天のものなるレモンの汁は ぱつとあなたの意識を正常にした あなたの青く澄んだ眼がかすかに笑ふ わたしの手を握るあなたの力の健康さよ あなたの咽喉に嵐はあるが かういふ命の瀬戸ぎはに 智恵子はもとの智恵子となり 生涯の愛を一瞬にかたむけた それからひと時 昔山巓でしたやうな深呼吸を一つして あなたの機関ははそれなり止まつた 写真の前に挿した桜の花かげに すずしく光つレモンを今日も置かう 親友に、スウエーデン語で訳を試みていたら、また涙が止まらなくなってしまいました、、、。
by drpion
| 2008-06-01 21:32
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