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2008年 07月 14日
家の片付けで終わった2週間のお休み第一弾。
今日は2週間ぶりの出勤です。 休みモードに入るのも大変だけれど、7時出勤モードに入れ直すのも大変。 職場はまだまだお休み体制です。 本当は、今日はゆっくり勤務したいところが、恐怖のDagjour(日直)。 どうしてスウエーデンでこんなに長い休暇が取れるのか身に沁みて理解した一日でした。 病棟の定床は現在10床。たったの10床って何よ、と言いたいところなのですが、入りきれずにいるHotel patient(他の病棟に間借りしている患者さん)がいるのです。その患者さんたちの面倒を見るのも日直の仕事。今日は救急床に4人、感染病棟に1人。 あちらこちらからの電話相談にのっていると、外来から、「患者さん待ってるよ。」と呼び出し。日直もやりながら外来もやれって?そんな無茶な。仕方がなく外来で診察をしていると、今度はオペ室から。「ずっと探してるのよ。患者さん、麻酔かかってますから、早く来て!」そういえば、朝一番で、あるöverläkareにオペを依頼されていた。昼過ぎ頃になるということだったのに、話が違う。「僕は外来があるから無理なんだよね。君は手術が上手だって聞いているから、よろしくね!」と軽く頼まれてしまっていたのだ。 そんなこと言われても、外来の患者さんは膀胱鏡のために診察台にあがっているし、、超特急で膀胱鏡だけ済ませて、「オペ終わったらすぐ戻ってくるから。」と言い残しオペ室へ走る走る。 同僚に「stackars!(可愛そうに!)」といわれながら、オペ室へ駆け込む。そこへAbbiの救いの手。早々にオペ室をあとにして、救急病棟へ。丁度、外科の当番医から重症の緊急入院の依頼。移民医師って、移民医師に冷たいと思うのは私だけだろうか。Personal numberを聞き直しただけで、小ばかにした口調になる。 救急病棟の患者さん一人一人の看護師さんが入れ替わり立ち替わりやってきて、しかも、その間にポケベルがひっきりなしに鳴る。コンピューター2台を使ってその間を行き来しながら問い合わせに答えていると、電話コードにひっかかってこけそうになる。「Va fan!」と思わず言ってしまったら、看護師さんに思いっきり笑われてしまった。「Fy fan!」でもOKだが、ぐずぐずと愚痴るよりはるかにすっきりする。「Nu jävlar!」なんていうと品がないらしいが。 結局、ランチも抜き、1滴の水分摂取もせずに一日が終わった。 家に帰って、さらに、 「Va fan!!!!!!!!!!!」と叫んでみた。 あーあ、すっきりした。 こんな無茶苦茶な勤務有り得ない。日本では、例えば36時間連続勤務なんていう経験もあるけれど、体は一つなのに仕事は複数同時進行なんていう物理的に不可能な勤務なんてなかった。こんな無茶苦茶があるから、長い休みが取れるんだ。 いつもちょっと嫌味気のある発言をすることの多いöverläkareに、「Jag blir galen!(気がおかしくなりそう!)」と言ってみたら、「Sånt är livet.(それが人生ってものさ。)」と軽く流されてしまった。 「Fy fan!!!!!!!!!!!」 これからもときどき叫んでみようかな。
by drpion
| 2008-07-14 20:51
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