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2010年 08月 07日
「私が何故スウェーデンに移住したか?」
これは、「私が何故日本を逃げ出したのか?」という問いにもなります。 その中の一つが、「男性社会での女性の限界に嫌気が差した」ということがあります。 私は、いくつかの大学病院勤務を経験しました。「紅一点」は当たり前の職場でした。 駆け出しの頃は、若い女性ということで比較的大事にされてきたと思います。勿論、セクハラは数え切れないほど経験しましたし、その当時、セクハラに対応してくれるところはありませんでしたから、我慢するしかありませんでした。 男性同僚や先輩の態度は、専門医や学位を取得したあとで変わってきます。「競争相手」と見なされると、男性でも女性へのいじめが始まります。セクハラに加えて、アカハラです。ある大学では、妻帯者の先輩医師が、自分の誘いに乗らないことで腹を立て、臨床で意地悪をしてきたりしました。ある大学院生の指導をゼロから私がして、研究費も負担し、論文のドラフトも書いたのに、論文の筆者を横取りしたり、私の研究費を無断で使い込んだ先輩医師もいました。勿論、そんな男性医師ばかりではありません。今でも、私のことを理解し、サポートしてくれる人達もいます。 母校では、同級生100人のうち、10人が女性でした。未だに女性教授は一人もいません。日本の男性社会で女性が頑張っていくのは本当に大変だと思います。 かなり過去への愚痴になってしまいましたが、そんなことが、移住を決意したことの理由の一つです。 しかし、、、。 スウェーデンでも女性が楽だという訳ではなかったのです。 私の職場は女性が2割弱ほど。その女性の中でも、膀胱癌のように大きな手術や、最先端のロボット手術をする女性医師は私だけです。ロボット手術に関しては、まだまだ学ぶ途中なので、他の男性医師の助けがどうしても必要です。しかし、あとからあとから新たにロボット手術を始める男性医師が現れると、男性医師は男性同士でまとまる方がやりやすいらしく、私のことは後回しになります。このことは、同室のスウェーデン人の女医さんも指摘していました。 「Du måste ha vassa armvågar!!!」(鋭い肘鉄を持たなきゃだめよ!!!) と、彼女は言います。要は、自己主張をしなければ駄目だということなのです。 実は、集団の中で強い自己主張をするのは苦手な私。 それでも、日本人男性に比べたらかなりリーズナブルなスウェーデン人男性。だから私は少しマイルドなやり方で、そして、努力で、生き延びてゆきたいと思っています。
by drpion
| 2010-08-07 18:55
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