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2007年 10月 10日
今日、富山冤罪事件(富山県警に強姦などの容疑で逮捕、起訴されて懲役3年の実刑判決を受け、約2年1カ月服役した。仮出所後、別の強姦未遂容疑などで逮捕された別人が自供したことにより冤罪と分かった)の再審判決公判が富山地裁高岡支部であった。
再審には、自らが「容疑者」「犯人」とされた理由の解明こそを望んだが、裁判長の言葉には心がなかった。自白を強要された背景を明らかとするためには当然取調官の証人尋問が必要だと思われるが、裁判官はそれを却下した、、、。今回の判決で裁判官は、「失った時間はどうにもできませんが、これからの人生が充実したものになることを心から願います」と最後に付け加えたということだ。なんと薄っぺらい、、、。 いずれ私のこれまでの歴史について語る時がくると思うが、、、私自身、司法に絶望した経験がある。裁判官はあくまでも人間であり、正しいものの味方だとは限らないのである。それまで、「正義は勝つ」ものだと信じていた私は、司法の場で、「正義が負ける」ことがあることを身を持って知り、神をも恨んだものである。 そのときに思った。司法の場で働くということは、どんなに罪深いものであろうかと。 今回の裁判官しかり。弁護士に至っては、クライアントを勝たせるのが仕事である。「黒を白」としなければ勝てないことが多々ある。そして、こちらが勝てば相手は負けるのである。その決定も人間が行う。これがどんな大きな罪を犯す可能性を孕んでいることか、、、。 まだ医学の道に進む前、司法の道に進むことを考えたこともあった。 人間のためになることがしたかったから。 だが、医学の道に進んで本当に良かった。 医師の仕事というのは、クライアントである患者さんと常に同じ目標を目指すからである。 敵は誰もいない。治療がうまくいけば、全ての人が幸せになれる。 ここが司法の世界と全く異なるところである。 今回の冤罪事件で、「犯人」とされた人は、実際に服役した時間だけではなく、多くのものを失った。いかなることでもそれを償えるものではないのだ。そして、裁判官の心ない言葉にどんなに傷ついたことであろうか、、、。
by drpion
| 2007-10-10 02:03
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