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2007年 10月 27日
心身ともにまいっている私ですが、ベッドの上でボーっとテレビを見ていたら、移民の私にとっても心の痛むドキュメンタリーを放映していました。
マクドナルド、バーガーキング、そして、スウエーデンオリジナルのMaxハンバーガー。 これらのお店の清掃は下請け業者がまかされているのが通常なんだそうです。 清掃のためにやってくる彼らは移民。 毎日、夜12時から朝6時まで働いています。 これは、スウエーデンでは違法です。休みなしに働くことは許されていないのです。 しかも、これだけ働いて得られる月給は5000クローネ(約9万円)。 スウエーデンの著名なジャーナリストが取材します。 マクドナルドの店長にインタビュー。 彼の店の清掃人がどのように働いているか聞くのですが、「下請けだから知らない。」とのこと。毎日深夜6時間ほど働いていることを告げると、「それは良くないね。」と。 どこの店長もスタンスは同じ。「下請けのやっていることは我々のビジネスじゃない。」 この下請け清掃業の会社の社長宅を直撃。 意外にも小さな貸しアパートに妹と二人で住んでいて、彼も移民。取材時は不在。 電話インタビューを試みるが、のらりくらりと言い逃れをしています。 ここまで見たとき、この男はなんて悪いやつなんだ、と思いました。 ところが、そのうち問題は別のところにあると思うようになりました。 働いている移民たちは一様に、「休みは欲しいし、もっと時間給も上げて欲しいけれど、それを言えば首になる。そして、他の人がその職を得る。」と言います。 わずかでも収入を得るためには、選択肢が他にはないのです。 この下請け業者はおそらく合法とするために、代表の一人にまとめて給料を渡します。その人間から5千クローネずつ配分されるのだそうです。会社では、誰が働いているのかも把握していません。わかっているのはファーストネームと、連絡の付く携帯電話の番号だけです。 ジャーナリストは再三再四、下請け会社の社長に電話を試みます。 最後には、「社会が面倒みれない移民を自分が面倒みているんだ。自分が儲けているわけじゃない。自分は金持ちじゃない。賃貸アパートにしか住めない。」と。 でも、そのとおりだと思います。 誰が一番得をしているのか。 それは、マクドナルドなどの会社です。 彼らは違法であることに目をつぶって、自分の手を汚さずに低料金で清掃を委託しているのです。スタジオには、それぞれ会社から代表が呼ばれてつっこまれていました。 そして、こんなことになったのは、、、。 スウエーデンは多くの難民、移民を受け入れています。 でも、スウエーデン社会が面倒を見切れなくなってしまっているのです。 面倒を見れないのに、それでも更に移民を受け入れているのです。 スウエーデン社会に移民として住んでいると、日本ではあり得ない優遇措置にびっくりすることが多々あります。どうしてこれでスウエーデンがやってゆけるのか疑問に思うこともあります。しかし、こうして、歪みは確実に進行しているんです。 ストックホルムは空前の好景気。 雇用も上向きのようです。ところが、貧しい移民はストックホルムで働くための住居を確保できません。ストックホルムに住むということは大変お金のかかることなのです。これも私自身、実感していることです。
by drpion
| 2007-10-27 21:22
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