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1 2009年 02月 24日
今度は日本語で、、。
今か今かと国民が待っていた日がとうとうやってきました。 ビクトリア皇太子が数年来のボーイフレンド、ダニエルと婚約。 ダニエルが一般市民であることは問題がなかったのですが、小さな村の中流家庭出身かつ学歴のない青年であったため、父である国王などの同意が得られるかどうかなどということが、以前から話題になっていましたが、最近は王室の居城であるドロットニングホルム城で同棲を始めていました。 ビクトリアが31歳、妹のマンデレーンにもボーイフレンドがいて、こちらのボーイフレンドは良家の出身かつ学歴にも文句がないため、すぐにでも結婚したいらしいのですが、姉を差し置いて結婚することはできないため、姉妹の不和なども報道されたりしていました。 女性週刊誌の表紙にはビクトリアとダニエルの写真が掲載されることが多い中、いつまでたっても婚約に至らないため、どうなっているのか不思議だったこんな時期の発表。 今日はストックホルム市内の王宮でビクトリアとダニエルが記者会見に臨みました。 ビクトリアは堂々として立派。こういう場面が初めてのダニエルもなかなかでした。中でも印象的だったのは、ダニエルが、「カメラマンに追いかけられて辛かった。」とこぼした場面で、ビクトリアがダニエルの肩に手を当てて、「今日でもう忘れちゃったわよね。」とフォローしたこと。プロポーズについての質問で、ビクトリアが、「素晴らしくお天気の良い日、ドロットニングホルム城付近の自然の中で。」と説明したこと。所謂、「ひらめき」の出会いではなく、友情から徐々に育った愛であったこと。また、左手の薬指にはまったダイヤモンドの指輪を披露して、「何よりも価値のあるもの。」とはにかんだとき。皇太子にしては控え目なダイヤモンドでしたが、アメリカとは対極にある地味なスウエーデンで、普段から地味なスウエーデン王室にあった指輪にみえました。 ![]() ![]() 記者会見でビクトリア本人も、「ダニエルに会って以来、より強く、より幸せになった。」と言っていたけれど、およそ10年前に拒食症に苦しんで、やせ細った姿を記憶している私は、今の健康そうなビクトリアを見て本当にそう思います。 これは1997年のビクトリア。痛々しいほどやせ細っていました。 ![]() これは去年の夏。スポーツジムを経営し、自らトレーナーでもあるダニエルと鍛えて均整の取れたビクトリア。膝下丈のドレスがとってもエレガントだと思いました。ノルウエーの皇太子夫妻と一緒に。 ![]() 是非、幸せになってほしい。 来年の春に挙式の予定だそうです。 ▲
by drpion
| 2009-02-24 22:25
2009年 02月 24日
▲
by drpion
| 2009-02-24 17:01
2009年 02月 22日
今日は吹雪いていますねー。ストックホルムでこんなお天気は珍しいです。
写真ではなかなかこの吹雪の雰囲気が伝わりませんが、、、。 ![]() ![]() 先週は自分の手術が何件もあって、うまくいかないものもあったりして、また新しい週が始まるというのにいまだにぐったりです。 最近、零下5度を下回る日が続いたので、冷凍庫の中味をテラスに出して霜取りをしました。相当霜がついていたので、すっきり。 そして、、、。 魚屋さんで手に入れた生たらこ。 ![]() これを明太子にするべく仕込んでおいたのですが、、、。 ![]() お味の方はなかなかでしたが、手抜きをして仕込みのときに使う日本酒の煮切りをしなかったため、若干粕漬けのようになってしまいました。 それでも、おにぎりにして仕事場へ持ってゆくのが楽しみ!この次はもっと美味しく作りたいな! ▲
by drpion
| 2009-02-22 12:36
2009年 02月 20日
ストックホルムで私の一番のお気に入りのレストランといったら、いまだにLux。
前回Luxに行ったときと同じメンバーで、今回はAvsmaknings Meny(Tasting Menu)を試してみました。それも友人にご馳走になってしまいました! かなり広々とした店内は満席。相変わらずの人気の高さが伺えます。それも、見渡す限り全てのテーブルで同じメニュー。 このAvsmaknings Menyにお食事にあったセレクトのワインのついたもっともゴージャスなコース。 まず、おしぼりが、レモンの入った水にドライアイスが投入されもくもくと煙が出た状態でテーブルに運ばれてきました。 ![]() 上質なリネンに、カトラリーとグラスは以前と変わらずIittala。こんなシンプルさが私は大好き。 ![]() 勿論自家製のパン。食いしん坊の私は全ての種類を。 ![]() あまりに多くのお皿が出てきて、メニューに載っていないものは何であったのか正確に思い出せません。 最初の一皿。 ![]() そして、メニュー上の一皿目。 Grilled sugared and salted scallop with dill spiced cucumber and bread flakes 帆立のグリルの具合が絶品です。イギリス製らしいガラスの深皿も素敵。 ![]() 2皿目。 Fried Maine lobster with parsley root juice, lobster boiling and cupped scent お皿の中央に金属の小さなプレートがあり、その上にグラスをかぶせた状態でテーブルへ。 ![]() そして、そのグラスを取ってグラスの中の香りを嗅ぐように指示されます。 ![]() 何と、ロブスターの殻が載っていて、何とも言えない香りがします。南太平洋が大好きな友人は、「島の香りがする!」と興奮。 前菜三皿の最後を飾るのは、、、。 Liver from free ranged Spanish duck heated by apple sauce with pickled and baked beetroot from Gotland ゴットランドからの赤カブの上に鴨肉。 ![]() さっぱりこってりの意外なこのコンビネーションだけでもたまらないのに、何とこのお料理は二階建て。網を取るとさらにその下には、、、。 ![]() 私のこよなく愛する鴨のレバー。限りなくレアに近い状態で、文字通り舌の上でとろけ、脳幹を直撃します。 メインの前の口直し。可愛らしいお兄さんがテーブルで用意してくれたのは、、、。 ![]() 魔法瓶に入っているのは何と液体窒素。ピンクグレープフルーツの果肉を液体窒素で瞬時に凍らせたものと金箔が浮かんだジュース。何と神秘的な触感なんでしょう。 ![]() 友人の「つぼ」にはまったハンサムなシェフが取り分けてくれるメインは豚肉料理。 Cutlet and braised flitch of pork from Domta Farm with truffle from Risung’s Farm and root vegetable puree ![]() トリュフなどの高級食材とともに。 ![]() これが「パンカッカ」かと思える、オレンジ風味の繊細なパンケーキ。 Orange flavoured thin pancake with chèvre from Gullspira Farm ![]() お口直しのミニスウイーツ。こんな小さなカネルブッレが作れるなんて! ![]() そしてデザート!とっても美しいお姉さんが、テーブルでサーブしてくれます。 Crispy apple dessert with a citrus mousse and eau-de-vie flamed cinnamon spiced apple ![]() 華麗な手さばきでフランベ。 ![]() ![]() そして目の前にやってきたのは、、、。 ![]() 見た目の色彩は地味ですが、私がこれまでに食べたデザートの中でもこれは最高峰と言えます。 食後のコーヒーとともに、可愛らしいお姉さんが自家製チョコレートをサーブしてくれました。 Chocolates from Lux dessert and chocolate ![]() 言葉で表現できないほどの至福の時間を過ごしました。バレインタインデー前日ということもあって、周りはカップルだらけで、我々はちょっと浮いていたかも。 至福の時間に招待してくれた友人に感謝!!! ▲
by drpion
| 2009-02-20 21:53
2009年 02月 17日
日本語や英語で講義や講演をするのは慣れている私ですが、スウエーデン語となると話は別。
カロリンスカの医学生、biomedicineの学生、そして医師を対象とした講義を担当する話があったときには、あまりにも現実味がなく感じられましたが、何となく引き受けてしまったため、この数日はかなり緊張していました。といっても、パワーポイントでスライドを作っただけで、準備万端とは程遠い、、というより、現実を注視したくなくて逃げ回っていたという方が正しいか、、そんな状態でした。 それでも当日は、仕事の合間を縫って話すことを考えて、あとはぶつけ本番。 夕方6時からの講義なので、サンドイッチ付きです。数十人が集まりました。マイクなしなので、発音どころか発声にも気を使わなければなりません。内容は臨床と研究にまたがった話題。好きなことになると、どうしてもエネルギーが湧き出てきてしまう性格なので、熱く熱く語ってしまいました。寝ている人はいなかった模様。質問も出たし反応も良好でまずは満足。 Komvuxで外国人のためのスウエーデン語コース、SAS Aを始めたのがおよそ1年半前、スウエーデン語の講義といえば常に受講者側で、こんなに早く自分が講義をするようになるとは思いませんでした。「人にメッセージを発信すること」には非常な魅力を以前から感じており、そのために日本ではアナウンサー学校にも通ったりしましたが、今後は更に魅力的な講義ができるようにブラッシュアップしてゆきたいと思っています。 ▲
by drpion
| 2009-02-17 18:24
2009年 02月 15日
更新が滞っております、、、。
先日の日直はまた大当たりでした。日本でも当直をすると当たる(急変があったり、急患が沢山)ことが多かった私ですが、それはスウエーデンでも変わらないようです。 そんな中で、急患を廻って救急外来のドクターに電話口で怒鳴られました。あんなに怒鳴られたことは初めてでした。入院が必要な患者さんが外来に搬送され、入院手続きに慣れていない看護師さんが救急外来に廻したのですが、泌尿器科の患者さんであることは明らかだったため、大ひんしゅくを買ったという訳です。電話口でひたすら、すみませんと謝っても怒りは収まらず、、日本人の癖で電話に向かってぺこぺことお辞儀をしていたら、笑われてしまいました。 と、これは愚痴でしたが、その後、膀胱タンポナーデの緊急手術が一件ありました。これは前立腺癌放射線治療後の尿道狭窄、放射線性膀胱炎で、場合によってはかなり手の焼ける手術です。尿道からカテーテルが挿入できず、膀胱ろうが入っており、前医でも膀胱鏡が出来なかったという難症例。何とか、狭窄を解除し、膀胱鏡で膀胱まで到達、大量の血塊を除去して、止血して、、それでも術後出血の可能性大。ガイドワイヤーや尿管カテーテルを使って尿道カテーテルを挿入し終了。半覚醒の患者さんの枕元で、「Det gick ganska bra.」と何の気なしに言ったら、半開きの眼がぱちっと開き、「ganska?」と聞き返してきました。 日本人にありがちなのが、「quite」の使い方の間違い。「quite good」はそんなに良くない。「ganska」も同じで、良い意味の形容詞につければ否定的になるし、悪い意味の形容詞につければ肯定的になる。それを理解しているにもかかわらず、私は控え目に表現する傾向があるので、今後の不安が残るような手術であったので思わず「ganska」という言葉になってしまいましたが、これからはもう少し肯定的に表現しようと思った瞬間でした。 ▲
by drpion
| 2009-02-15 07:01
2009年 02月 02日
早くも2月に入ってしまいました。ブログを更新する暇や気力もないまま毎日過ごしております。
バーゲンも終焉に近く、街では大きな買い物袋をいくつもぶらさげた人々を見かけます。スウエーデンでは日本よりも不況を感じないような気がしますが、病院では盛んにコスト削減の努力がなされています。 カロリンスカ大学病院でも、医師を含め900人のリストラが近々行われることになっています。私のようなvikarie(交替要員)がまずリストラの対象になります。人事のように書いていますが、実際私も明日をも知れぬ運命と言えます。心配しても仕方がないので、考えないようにしていますが。 部門毎にもいかにコストを削減するかについてのミーテイングがしばしば開かれます。泌尿器科にも、MacKinseyからの数名のコンサルタントが専属でおり、医師の勤務表の作成なども試作しています(もっとも、彼らは医療現場について良く知っている訳ではないので、最初の案は見事に却下されましたが)。 医師の間でも、疾患グループ毎にコスト削減のアイデアを出します。例えば、現在私が所属している前立腺チームでは、、、。カロリンスカには先進機器であるロボットが2台(近々3台目が納入予定)ありますが、そのため、スウエーデン各地、または海外から紹介患者さんがやってきます。紹介元で既に前立腺生検、病理診断がなされてくる訳ですが、その標本をもう一度カロリンスカの病理で診断しなおした上、泌尿器科、腫瘍科の合同カンファレンスにかけられてから治療方針が決まるのが道筋です。同様の手順は日本の大学病院でも良く行われます。病理診断に1450クローネ、カンファレンスに543クローネ、つまり、およそ2000クローネのコストがかかります。カンファレンスの議論では、例えば比較的悪性度の低い前立腺癌に対して経過観察をするかどうか、手術適応になる癌に対して、brachytherapyとどちらを選択するか、悪性度診断で微妙な症例などがあります。2000クローネのコストを削減するために、病理診断をし直しても治療法の選択には影響のない症例に関しては、この手順を省略しようというのが趣旨。今回、全長4mm未満の癌、グリソンスコア3+3以下(スコアが小さい方が悪性度が低い)の癌に限ってカンファレンスにかけるという案が出されました。手術適応外や手術後の患者さんをどのように治療するかについても、細かいプロトコールが作成され、カンファレンスにかける症例を少なくする努力がなされます。 膀胱癌についてもしかり。グレード1(悪性度の低い癌)については膀胱洗浄細胞診を制限する、何年も再発がなく、リスクの低い患者さんは紹介元へ送り返す。今までも、内視鏡的膀胱癌切除術などはデイサージェリーや最長1泊。術後も大半は当日あるいは1日目に尿道カテーテルを抜去します。抗生剤の使用は、膀胱全摘術で数日投与する他、プロテースなど異物を挿入する手術、尿管鏡や経皮的砕石術などで術前1回投与するくらいです。これで問題がないのだから、日本での抗生物質の使い方は医療費の無駄遣いとしか考えられません。 麻酔科の術前検査でさえ、例えば胸部レントゲン写真を取ることは稀だし、適宜心電図や心エコーを追加したりするくらい。 カロリンスカにはAVAと呼ばれる救急床がありますが、泌尿器科では緊急入院で自病棟が満床の場合、使用しています。しかし、この病棟では別コストがかかるため、速やかに退院させるか、自病棟へ移すかという努力をしなければなりません。 日本では、抗生剤を含め、社会のしがらみが過剰投与を推進するような流れがありますし、利益を上げるため(あるいは、自己防衛のため)に過剰検査がなされることも多いですが、こんな構造は何とかしないと、、、。そういえば以前、耳鼻科医として働いていたとき、開業医の先生から「喉頭ファイバーで稼ぐ」話を聞いたことがありました。必要ない患者さんにでもファイバーを使うのは稼ぎのため。通常の風邪で胸部レントゲン、風邪はウイルス感染なのに当り前のように抗生剤。こんなことはきっとどこの診療科でも行われているはず。 いつリストラに遭うかわからない私ですが、医療コストを抑えるべく、オーダーを出すにも最小限で済むように、日々努力をしています。 久しぶりのブログだというのに、とりとめもなく書いてしまいました、、、。 ▲
by drpion
| 2009-02-02 20:29
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