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2010年 08月 01日
前回の投稿で、ホモセクシャルやトランスセクシャルのイベントである、Stockholm Prideについて取り上げました。
スウェーデンでは、ホモセクシャルやトランスセクシャルなどに対する偏見や差別が殆どないように感じています。そもそも、人間の特定のグループに対して偏見を持つことや差別をすることは、非常に醜いことと考えられています。これは、宗教や移民に対しても同じです。 スウェーデン民主党(Sverigedemokraterna)は移民に対してやや厳しい立場を取る政党ですが、それを差別であるとして、国民には大変不評です。今回のようなイベントでは、各政党はそれぞれ参加者を出して、「我々の政党はホモセクシャルやトランスセクシャルをサポートする。」という姿勢を明らかにしようとします。 スウェーデンでは2009年5月より、同姓婚が合法化されました。同姓カップルの養子縁組や不妊治療などは認められていませんが、それ以外は通常のカップルと変わらない扱いを受けています。 スウェーデンの女子サッカー代表選手だった、Victoria Svenssonはレズビアンで、彼女の「妻」はCamilla Sandell。2008年には、その妻が女児を産んでいます。お隣、デンマークでは、同姓婚であっても自費であれば不妊治療を行っているので、デンマークに出掛けたのかもしれません。 これが、妻の第一子、MoaちゃんとVictoria。 今年、Victoria自身も妊娠。 自分自身のBiologicalな子供が生まれることを非常に喜んでいるようです。 Stockholm i Nattなどの名曲がある、スウェーデンのポップ歌手Peter Jöback。 彼はホモセクシャルですが、つい1ヶ月ほど前の6月25日、Victoria王女の結婚式の直後、同じ教会で結婚式を挙げました。 向かって左がPeter Jöback。 以前、同じ病院の放射線科医師に女性に性転換した医師がいることを記事にしたことがありますが、「彼女」はどんどん美しく、そしてパワーアップし、生き生きとして魅力的です。 現在、スウェーデンの閣僚の中には、ホモセクシャルとバイセクシャルが一人ずついます。 miljöminister(環境大臣)であるAndreas Carlgrenはホモセクシャルであることをカミングアウトした初めての大臣。 Migrationsminister(移民大臣?)であるTobias Billströmはバイセクシャルなんだそうです。 こんな差別や偏見の少ないスウェーデン社会も、「あっぱれ」と思える点の一つと言えるかも。 #
by drpion
| 2010-08-01 17:23
2010年 07月 31日
早いもので7月も今日で終わり。
雨続きの先週からお天気が回復しているこの週末のストックホルムです。 今日は、毎年恒例のホモセクシャルのパレードを見物に。 Kungstädgårdenのカール12世の銅像近くで友人とお茶をしながら待機。大きな木の下のカフェは雰囲気もなかなかです。 この季節、街には観光客が溢れています。かなりの観衆が集まっています。中には木によじ登っている人も。 13時に市の南を出発したパレードです。次々と大きなトラックの荷台に思い思いの衣装をまとった人々が乗って、大きな音楽を響かせながら通りすぎます。職業別だったり、政党だったり、それぞれのグループがまとまっての行進です。 これは看護師さんのホモセクシャルグループ。 医師のホモセクシャルグループも。どこでもお医者さんといえば、白衣と聴診器! 日本にいたときは、ホモセクシャルにはかなりの抵抗がありましたが、こちらにきてから、お隣さんを始めとして、何組もホモセクシャルのカップルとの出会いがあり、完全に見方が変わりました。少なくとも私が知っている人達はとても素敵な人が多いです。 男女のカップルであっても、子供を持たない選択をする人が増えている昨今、愛の形もいろいろで良いのだと思っています。 数年前の同じイベントについての記事はこちら。 #
by drpion
| 2010-07-31 18:01
2010年 07月 28日
スウェーデンの職場では、完全ノーメークでもOKなのだけれど、眉毛の薄い私には、眉とリップクリームくらいは必要。
スウェーデン人って本当に彫りが深い顔で、うらやましい、、。そこで私はアイシャドーをごく薄めに使っています。日本のドラッグストアで買う安目の化粧品が好き。 最近のお気に入りのアイシャドーはこれ。 コーセーのVisseのシリーズのピンク系シャドー。 控えめな甘さで職場でも多用してます。 どんなときでも、「目力」は大事だと思っています。 人の性格も、幸不幸も、自信も、目に現れるもの。 相手と話すときは、「目を見つめて」話すことをモットーとしています。 言語が変わってもこれは変わりません。 #
by drpion
| 2010-07-28 22:09
2010年 07月 28日
このところ体調もすぐれず、いろいろとあって精神的にも落ち込んでおり、すっかりご無沙汰しております。
スウェーデンは夏至祭の前後から夏休みモード一色。 我々の科も、常に片手を少し越えるくらいの人数で診療を行っています。 これはお隣、整形外科病棟の張り紙。 6月23日から8月8日まで閉鎖というアナウンス。 泌尿器科病棟も半分閉鎖して、定床18床プラスアルファ。それでも毎週2-3件の膀胱全摘や6-7件の前立腺全摘に小手術を複数行うため、患者さんの入院期間をできる限り短縮しなければなりません。 しかし、こんなときに限って、厄介な患者さんが緊急入院してきたりします。 各診療科、ベッドが足りないため、手術以外の緊急患者さんの押し付け合いになったりも。 そんな中に、「夫が有力者」という患者さんがいました。かなり社会主義的なスウェーデンでも、たまに、「社会的地位」やら「経済力」を振りかざす人がいます。今回の場合も、「夫が有力者」だから、エキストラの対応を要求してきたもの。 「Vi skiter i det!!!」(Forget it !!!) 状況説明を聞いた教授の言葉。 とにかく、我が科的問題のないことを確認し、退院させようという合意に至りました。 今まで私が経験してきた限り、スウェーデンでは医療従事者が「社会的地位」や「経済力」に影響されることはありません。勿論、特別な例外もあると思います。例えば、2003年に殺害された当時外務大臣のAnna Lindhがカロリンスカ大学病院の手術室に運び込まれた際、常識を超える量の輸血がなされたようです。これは通常は行われないのではないかと想像できます。そんな例外以外は、貴賎貧富の別なく、病院は同じように対応しています。 日本では状況はかなり異なると思われます。 私は複数の大学病院や大病院で勤務経験がありますが、まず、病院にはVIP病棟というものが存在します。勿論患者さんは差額ベッド料金を払うのですが、医療従事者の対応が普通病棟と同じかと問われれば、それは疑問です。普段手術をしない教授が執刀したり(これは必ずしも患者さんにとって吉とは限りません。むしろ逆のことも。)、医者が直接交渉しなければすぐにはできない検査をすぐに手配するとか。「教授のベカンテ」という古い言葉があります。「教授の関係者、教授の大事な患者さん」といtった意味で使われてきましたが、若手は「教授のベカンテ」のお世話に奔走することも多かったのではないでしょうか。 また日本では医師への「謝礼」が存在しますが、スウェーデンではありません。感謝の手紙やチョコレート、ワインなどのプレゼントを頂くことはたまにありますが、現金の謝礼というのはありえません。同僚に、現金での謝礼の話をしたら、非常に驚いていました。私などでも、数千円から数十万円までの謝礼を頂いた経験があります。私が研修医だった頃、月給が2万5千円でしたから、謝礼で家賃や生活費を賄うような状況でした。教授クラスであれば、上は8桁の謝礼まで耳にしたことがあります。余談ですが、博士号取得に際しても各方面に謝礼が必要でしたし、それが暗黙の了解でもありました。 何だか、ひさびさの復帰にも関わらず、重い話題になってしまいました。 生々しい話でご気分を害した方がいらっしゃったらごめんなさい。 しかし、教授の、 「Vi skiter i det!!!」 という発言に、何だか脳天ショックを受けてしまった私。 気を取り直して、体調も立て直して、頑張りたいと思います。 なお、謝礼を受け取る日本の医師を少し弁護するとすれば、大学病院に勤務するような医師の給与は決して高くなく、むしろ、勤務時間を鑑みれば低すぎるくらいなのです。教授への高額謝礼は別としても、通常の医師は謝礼収入を含めても年収1000万円を越える人はあまりいないのではないかと思います。 昨今の円高で、円換算すると涙が出そうなほど収入の低いスウェーデンの医師生活です。でも、人生で大事なのはお金ではありません。だからこそ、ここで頑張れるのだと思います。しかし、ボーナスシーズンには日本が恋しくなりますねー。スウェーデンではボーナスなんてないので。 #
by drpion
| 2010-07-28 18:29
2010年 06月 27日
トロントで行われていた、世界20か国・地域首脳会議(G20サミット)が終了。キャメロン英首相はG20閉幕後の記者会見で、26日に行われたオバマ米大統領との会談について言及。BPが流出の阻止や環境の修復、補償をする責任があるとの見解で合意するとともに、「BPが強い安定企業であり続けるのが望ましい」との認識で一致した。BPの補償費用を確定し先行き不透明感をなくすことが両国の国益になるとのこと。
イギリスでは多くの年金基金にBP株が組み込まれており、人口のおよそ3割、1800万人が、何らかの形でBP株を所有していると計算される。従って、BP社の浮沈がイギリス人の年金に大きな影響を及ぼすという背景もあるらしい。 2010年4月20日、アメリカ、ルイジアナ州のメキシコ湾沖合80kmで操業していたBPの石油掘削施設(石油プラットフォーム)「ディープウォーター・ホライズン」が爆発し、大量の原油がメキシコ湾に流出、未だに解決のめどは立っておらず、被害は拡大するばかりである。 当然、BPの株価も事故発生以降、急降下。 オバマ大統領のイギリスに対する弱気な姿勢についてはおいておくとして、ここでは、BPの会長であるスウェーデン人、Carl-Henric Svanbergを中心に記事にしてみたい。 彼は1952年生まれの58歳。工学修士、経済修士。2009年までエリクソンの社長を勤め、その年収は2千万クローネ以上。2010年からBPの会長。スポーツを愛し、自ら、ホッケー、スキーなどを余暇に楽しむ。 彼の名が全世界で知られるようになったのは、彼の「失言」がきっかけ。 Aftonbladetの記事はこちら。 6月16日に行われたオバマ大統領との会談で被害補償として200億ドルBPが拠出することを約束。会談後、Svanberg会長は記者会見を行ったが、問題は最後の質疑応答。 He(Obama) is frustrated because he cares about the small people and we care about the small people. I hear comments sometimes that large oil companies are greedy companies, or don't care. But it's not the case with BP. We care about the small people. この「the small people」が物議を醸した。Svanberg会長は、「一市民」ひとりひとりのことを指してこのように言ったつもりだったが、これが所謂、「Swinglish」となり、庶民を軽くみていると批判された。BPのスポークスマンも、「英語が母国語ではないことによる表現の誤り」としたが、少しでもスウェーデン語を知っている人なら、彼の表現に悪意がないことは理解できる。 誤解された「小さい人々、弱者」とは、スウェーデン語に言い換えれば、「det lilla folket」あるいは、「små människor」となり、いずれも、複数の人間を示す。彼の表現したかったことは、「den lilla människan」の意であり、ひとりひとりの人間、つまり単数形である。しかし、「den lilla människan」を直訳すると、「lilla」は「small」であり、「människan」は「people」となってしまう。おそらく、原稿のない質疑応答の部分で、彼の頭の中で直訳されてしまったのであろう。日常、良く遭遇するスウェーデン人の間違い英語には、「learn」(学ぶ)がある。この単語に良く似たスウェーデン語の単語、「lära」は、「learn」と「teach」と両方に用いる。「lära」では「teach」であり、「lära sig」では「learn」となる。したがって、「I teach you」というべきところを、「I learn you」と表現するスウェーデン人が結構存在する。 そんな訳で、オバマ大統領との会談後の記者会見という、世界が注目する場で、言葉を選び間違って非難を浴びてしまったSvanberg会長には、少し同情してしまった。 「メキシコ湾の大きさに比べたら流出した原油の量なんてちっぽけなものだ。」を始めとする、数々の暴言、失言で知られる、BPのCEOである、Tony Haywardとは比較できないと、個人的には思う。 Svanberg会長のインタビュー記事を読んでみたが、なかなの人物。 しかし、最近、彼の実にスウェーデン人らしい価値観を示す行動が記事となり、非難の集中砲火を浴びた。その記事はこちら。 彼は昨年2009年にウプサラ大学准教授の妻と離婚が成立。子供は3人いる。その後、現在のパートナーである Louise Julianと婚約。彼女は1959年生まれで、イギリス人の前夫との間に3人の子供がいる。スウェーデンではコカコーラなどで勤務した後、現在は大手の語学会社、EF Education Firstの社長というやり手。しかも、とても素敵。「できるいい男にはできるいい女が似合う」という感じ。 記事によると、この原油流出事故が起こって後、彼にとって初めてのアメリカ訪問直前に、恋人とともにバカンスを楽しみ、その後さらに恋人と共に渡米したとのこと。恋人と渡米したことについては、恋人の住居が現在アメリカであることが理由と説明した。 日本人の感覚では、「とんでもない危機管理に対する感覚」と驚愕するが、スウェーデンに住んでいると、「典型的なスウェーデン人の価値観」と妙に納得してしまう部分がある。ある意味、仕事よりもプライベートが大事。私の働く医療現場でも基本的にはそうである。しかし、それをイギリスに、そして世界に持ち込んでも良いものか。 イギリス人であるBPのCEOであるTony Hayward。彼が所有するヨットのレースに、息子とともに休暇を取って最近参加したという記事。 一番左が彼のヨットで、その名は「Bob」。 こんな大惨事の最中に優雅なことであるが、スウェーデン人だけでなくイギリス人、またはヨーロッパ人の感覚なのか。それとも、「big people」である彼らが特別なのか。 こんな油まみれになった鳥を見て、彼らは何を感じるのだろうか。 追加:BPのCEOであったTony Haywardはその職を追われたようです(こちら)。彼も数々の失言が非難されています。スウェーデン語では、「En groda hoppar ur munnen.」(蛙が口から飛び出す。)という表現を、「失言する」という意味に用いるのだそう。 #
by drpion
| 2010-06-27 12:41
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